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私たちはこうして夢を叶えました!

かしま鍼灸治療院 鹿島 洋志  先生 かしま鍼灸治療院 鹿島 洋志 先生

Vol. 013 内科的な疾患に応える鍼灸治療。
見えない臓器を診る技能は
現場で師匠から教わるしかありません。

  • 幼少期からの闘病
  • 人生への絶望
  • 鍼灸治療による改善
  • 技能の直伝
  • 中華伝承医学会
  • 病気を診る前に、身体を見る
  • 一本一穴へのこだわり
  • 保健治療よりも高いコストパフォーマンス
  • 推拿
  • 治療効果の持続
  • 内科的な疾患への対応
  • 師匠と弟子、患者様との信頼関係
  • 治療難民
  • 独立・開業を投資として考える

かしま鍼灸治療院

〒530-0041 大阪市北区天神橋2-5-22 佐藤ビル
http://www.kashima-hariq.com/

歩んできた道

  • 10歳の時、再発性胃・十二指腸潰瘍を発病
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  • 入退院を繰り返す
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  • 複数の病院で長年治療を続けるも快方に向かわず
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  • 東洋医学を自分なりに勉強
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  • 大谷大学仏教学科インド学専攻入学
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  • 友人の紹介で鍼灸治療を受け、症状が改善。師匠との出逢い
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  • 大谷大学卒業
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  • 鍼灸専門学校入学・卒業。鍼師・灸師・按摩マッサージ指圧師免許取得
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  • 師匠の治療院をはじめ、大阪市内の治療院・クリニックなどで鍼灸治療に従事する
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  • 現住所にて開業

絶望の淵から私を救ってくれた伝統鍼灸の技

私は10歳の頃から持病(再発性胃・十二指腸潰瘍)で苦しんでいました。いくつもの医者を頼り、手術も2回経験しましたが一向に良くなりません。出血の度に入退院を繰り返し「30歳までは生きられないだろう」と人生に絶望していました。ところが24歳で始めた鍼灸治療で着実に抵抗力が高まり、症状が軽くなってきたのです。このときに出会ったのが今の師匠でした。師匠は現代中医学とは違った古伝の中国医学を伝える人でした。私は「この先生のもとで自分自身を治せる技術を学べないか」と考え、師匠にも勧められて本格的に鍼灸を学び始めたのでした。師匠と出会うまでヨーガや食餌療法、瞑想など東洋の医学思想を学びましたが、すべてはここへ至る道だったのかもしれません。

人を深い視点で診る、中国伝承医学の技術

専門学校に入学した私は、基本的な技術や知識を身につけながら、師匠のもとへ通いつづけました。人を深い視点で診、治療する中国の伝承医学。自分が治療を受けた体験だけでなく、他の患者様の改善を目の当たりにし、また患者様の笑顔に触れて、自分もプロの鍼灸師になろうと決意したのです。専門学校を卒業後も、引き続き師匠のもとでお世話になったり、整形外科に勤務したりして、13年前に現在地で開業し、今に至ります。もし古伝の中国医学に関心をもたれたら中華伝承医学のホームページをご覧下さい。講義動画もアップしてあります。現在、会では受講生募集を中止していますが、関心のある方は私までご連絡頂ければ相談に応じます。
※中華伝承医学会 http://www.dentoigaku.net/

保健治療より高いコストパフォーマンスを目指したい

当院のこだわりは、大きく分けて4点あります。まずは「病気を診る前に身体全体を見る」。体質や症状ごとにパターン化された治療をするのではなく、刻々と変わる、その人に応じた治療を行っています。次に「一本一穴へのこだわり」。どの深さに、どのように指せば高い効果を得られるのか。師匠から手伝えされた技術を用いてツボを選択し繊細な操作で高い効果を目指します。3つ目は「中華伝承医学を軸に、流派にはこだわらない」。中華伝承医学の思想と診察・診断で治療を行いますが、整形外科的な治療・理学療法・整体など有益と思えるものは取り入れ、たとえば必要に応じて推拿(すいな:中国の医療マッサージ)なんかも治療に取り入れています。最後に「保健治療より高いコストパフォーマンス」。たとえば、保健治療で10回かかるところを2~3回の自費治療で治すイメージです。そうすることでトータルの通院時間や通院経費も抑えられることを目指しています。

整形外科的な疾患の原因も内臓にあり!?

胃・十二指腸潰瘍、アトピー、慢性疲労症候群、潰瘍性大腸炎や不妊など、難易度の高い内科的な疾患に力を入れているのも当院の大きな特徴です。また、整形外科的な疾患をお持ちの患者様でも治りが遅い場合、要因の何割かは中国医学でいう臓腑に問題があることも少なくありません。整形外科や整骨院で治療を受けながらもなかなか改善されない場合、内蔵を調えることによって、症状が劇的に改善されることも多々あります。「整形外科的な症状も内蔵の失調の表れ」という中国医学本来の考えにしたがって整形外科的疾患を診ていくのも本院の特徴の一つです。

治療難民のお役に立てるなら、手間も時間もかけてしまいます

内科的な治療にはまず内臓の状態を確認する必要がありますが、東洋医学の場合、脈や舌、顔色などを診て見極めます。こうした微妙な変化を捉える技能は、教科書や講義形式の授業ではなかなか身につきません。前述のとおり師匠の治療を目の当たりにして「この鍼をここに、こういう風に打つと、こんな変化が表れる」ことを学ぶほかありません。口で言うのは簡単ですが、言葉に表現できないことも多く、手伝えでないと学ぶのも、教えるのもなかなか難しいです。さらに問診のときに、過去の症状から現在の生活習慣などを詳しく聞くなど手間や時間もかかります。根本的に「患者様の病気が生じた背景を知りたい」「経営効率が悪くなってもいい仕事をしたい」との思いがないと、とても毎回できません。あまり儲かる治療法ではないですが、私も師匠にこういう治療をしていただき、命を長らえたのです。そのやり方を私も患者様に行うことによって、お役に立てたらとてもうれしいです。

独立・開業を投資として考えよう!!

最後に、これから鍼灸師を目指す方へ、独立・開業に関する心得をお話します。治療技術の他に「独立・開業を投資として考えよう」というものです。例えば鍼灸専門学校に進学する場合、投資は学費だけではありません。「専門学校で学んでいる時間、仕事をしたらいくらになるか」という金額も含まれます。「看護師や理学療法士よりも、投資効率の悪い鍼灸を選んだのはなぜか」と問うのも重要でしょう。また、10年生き残るのが難しい鍼灸業界で、どのような方法で投資資金を回収し、資産を増やしていくかを研究することも必要です。こうした視点を持つことで、経営者としての資質が養えます。経営にはリスクとリターンがつきものですが、「自分はどんなリスクを背負えるか」をよく考えないといけません。これはご本人の技術力や資本力、年齢、家庭環境によっても異なります。それを考えないで無理な計画で開業し、失敗した例をたくさん見てきました。私の場合は身体が丈夫ではなく、資金も限られていたので、ローリスク・ローリターンを選択。治療院内の装飾も簡素ですが、そのぶん治療技術を身につけることに資金の多くをさいてきました。結果的に開業以来13年間、患者様に受け入れていただき、生き残ってきました。

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