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鬼の試験期間地獄!!
2017年7月27日 | スタッフBLOG
こんにちは!!
柔道整復学科教員藤原です!
現在、柔整科昼間部は前期末試験に
突入しています!!!
学生さんから、簡単な問題にしてくださいと言われますが、定期試験とは授業の理解度を測るものでなければならない(個人の見解です)ので、ある程度は難しい問題もあるのですが、解答解説を聞いたときに「なるほど」と納得できるものである事が要求されます。
しかし、そのような問題を作ることは本当に大変で、問題を解くことよりもずっと難しいのです。問題作成には教科書はもちろん、多くの資料や文献、自身の臨床経験を踏まえた上での客観的なデータなどを必要とし、さらに一つまみのユーモアがあれば言うことはありません。つまり、問題作成には出題者のセンスが問われるのです!
それではここで、お手本となる問題を、国家試験からセレクトしてみましたので、皆さん一緒に考えてみましょう!
問題 足指末節骨骨折で誤っているのはどれか。- 第5指に発生しやすい
- 骨片転位はわずかである
- 直達外力で発生しやすい
- 骨癒合が遷延しやすい
この問題を優しく分かりやすい言葉にすると、次のようになります(フォントも優しくしました)。
問題 足のつま先の骨折で間違っているのはどれか?- 小指に多い
- 骨片はそれほど動かない
- 直接ぶつけて折れやすい
- 骨が引っ付きにくい
間違っているのは1.の「小指に多い」です。正しくは「親指に多い」なのです。考えてみると、ボールを蹴るとき、段差につまずいたとき、靴を履いてトントンするとき、ほとんどが親指ですよね。
これは、多くの人が経験している、タンスの角に小指をぶつけたときのインパクトと、そのときのインプレッションを逆手に取った、ユーモア溢れるハイセンス問題ですね。
僕もいつかはグラス片手に問題を眺めながらニヤリとしたいものです。試験問題作成頑張りますので、学生の皆さんも試験勉強頑張ってください。
それではまた次回お会いしましょう、さよなら
次回の
オープンキャンパスは
7月30日
です!!!
柔道整復師、鍼灸師、スポーツトレーナーを
目指すなら近畿医療で間違いなし!!! ― category ―