こんにちは、この4月から近畿医療専門学校に副校長として勤務している比嘉悟と申します。私は高等学校教員を３７年間勤務。大学教員13年間、計50年間教員生活を送ってきました。

　今年の3月に新入生の宿泊合宿が2泊3日でありました。その中で、新入生に『天職』という演題で講話をしました。内容は、天職とは「天から授かった仕事で生涯続けたいと思える仕事」という意味です。
　私の天職は教員で、皆さんは、近畿医療専門学校で将来、天職となる柔道整復師、鍼灸師の国家試験に合格する事です。そして、社会にでて、治療を行い、痛みを和らげたり、骨折を治して、人々に感謝される本物の「施術家」になる事です。

　その為には、国家試験に合格するための勉強をして知識を身につける事です。それと同時に人間力を養うことが必要になるという話をしました。

　その中で、まず、人の話を聞くには、聴くという字の成り立ちの通り、「目」と「耳」と「心」で聴くと心に残りますという話をしました。一人も私語をせずに熱心に聴いてくれました。その態度を心から褒めました。感想文も各々の感性と考え方をしっかりまとめてくれました。将来、立派な柔道整復師、鍼灸師になれると確信しました。

　また、5月29日（月）には、全教職員に『「恩返し」から「恩送り」』という演題で講話をする予定です。教職員の資質を少しでも向上をはかり、学生に対応する力を高めるための、力になりたいと思います。

　私は、この50年間の教職生活で、生徒や学生が卒業し、社会で通用し社会に貢献できる人を育成することを目標に努力してきました。近畿医療専門学校の卒業生も同じように、社会にでて社会に貢献できるような人づくりを、教職員と一緒になって努力していきたいと思います。

掲載一覧