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ウォール・ストリート・ジャーナルに記事を掲載いたしました!
2023年9月 8日 | メディア情報
The Wall Street Journal Next-Era Leaders WSJ企画に掲載!
「Next-Era Leaders WSJ」に掲載!
世界的な経済新聞「ウォール・ストリート・ジャーナル」その本国WEB版の企画「Next-Era Leaders WSJ」
にて小林理事長が柔道整復師・鍼灸師、東洋医学の未来についてお話した記事が掲載されています。
全文英文となりますが、世界に向けて、日本の誇る東洋医学の両資格「柔道整復師」と「鍼灸師」資格の
未来と可能性について、思いを掲載いたしました。
この記事が少しでも明るい未来を描く一つの道導べになればと思います。
ぜひともご覧ください!ウォール・ストリート・ジャーナルについて
ウォール・ストリート・ジャーナル (WSJ) は、ダウ・ ジョーンズ社が発行する経済・ビジネス日刊紙。
創刊 1889年、134年の長い歴史を持つアメリカでは数少ない全国紙の新聞です。
世界でも各現地版が発行されており、日本でも日本語版がWEBで掲載されています。
認知度も非常に高く、信頼性の高い情 報と分析を提供する国際的な影響力を持つメディアです。掲載記事についてはこちらのバナーからご確認ください!
日本語訳をこちらに掲載いたしました。。欧米諸国に比べ日本だけ、東洋医学(柔道整復師・鍼灸師)の社会的地位が低いと、私は感じています。アメリカでは、鍼灸師は医師の次に社会的地位が高いと言われています。日本では医療=西洋医学ですが、東洋医学には手術や投薬を使用する西洋医学とはまた違った、東洋医学ならではの効果があると考えています。
私は約40年間、柔道整復師として活動してきました。その多くの臨床施術の経験から、「小林式背骨矯正法」を確立し、これまで多くの患者さんの体の不調に向き合い、そして、お喜びいただいてきました。そもそも医療というと、まずイメージするのは西洋医学だと思いますが、東洋医学も科学的根拠に基づいた医療であります。私の息子が病院で研修医をしていた時のこと、彼の紹介でヘルニアを患った救命医療の医師が、私のところに来たことがありました。その医師は日夜、無理な体勢で手術をしていたようです。西洋医学ではヘルニアは一般的に「手術」という診断が下ります。ところが、その医師はどうしても手術を受けたくないということで、息子を通して私に施術を依頼して来られたのでした。その医師は私のもとに数回通っていただき、ヘルニアは無事に良くなりました。そしてその医師は「私は医学部で6年間学びましたが、メスを入れる手術と薬のこと以外はほとんど習いませんでした」と、ご自分で体験した、手術と薬品以外の方法の存在と効果に驚いておられました。
現代の医師でさえ、東洋医学の効果だけでなく、その活用法を知らない方が少なからずいるのだと感じました。その後、その医師は私のところで学びたいと、月に一回程通ってくれるようになりました。もっと多くの医師が、東洋医学の効果と役割を知り、東西の医療が連携できれば、より多くの患者さんの問題に最適な治療法で対応できるはずです。そしてそれは結果的に医療費の削減にもつながりますし、健康寿命を伸ばすことで、将来の介護費の削減にも効果があるに違いありません。まずは、医師や看護師自身のコンディションがよくなれば、もっと患者さんにも、寄り添えるでしょう。だから、私はもっと医療関係者の方々の腰痛も治してあげたいとも思っているんです。
私は東洋医学(柔道整復師・鍼灸師)の業界全体をよくする為には、信頼される高い技術力と共に、医療人としての自信と誇りを持たないといけない。それにはまず、教育から変えていかないと未来はないと思い、2008年に、柔道整復師・鍼灸師・スポーツトレーナーの養成をする
近畿医療専門学校を創設しました。
この学校の最大の特徴は、国家資格に必要な知識だけを詰め込む受験教育ではなく、私が40年間かけて現場で研究し、学んだ「小林式背骨矯正法」を身に着けられることです。私が自ら経営している整骨院グループ45店舗とも連携し、現場経験・実践訓練を積めるのも大きなメリットと言えるでしょう。
整骨院業界はこれまで、「保険の利くマッサージ屋さん」などと皮肉られることもありました。私はその概念を変えたいと思っています。私はオリンピック選手や、プロ野球選手やサッカー選手を治療させていただくことも多いのですが、この小林式背骨矯正法で施術させていただくと、「こんなにも骨が動いたのは初めてだ!」とよく感動していただいています。
まさにその「手技=骨格矯正」をこの学校で、未来を担う若者に学んでいただき、柔道整復師・鍼灸師の日本における社会的地位の向上と、業界全体をもっと良くすることを目指しております。
私はこの仕事をする上で、常々「利他の精神」を大切にしています。アメリカにMayo Clinicという100年続く病院があります。私はその病院のスローガンである「すべては患者さんのために」という言葉に大変共感しております。
私も振り返れば、リーダーとして「人の為に」を考えるようになってから、全てがよくなっていったと思っています。他人のために真心と熱意を込めて働けば、信頼してくれる仲間が増え、自然と口コミで良い評判が広がります。そして結果的にビジネスが上手くいくわけです。時に人に裏切られることもあります。しかしそんな時、相手と対峙することに時間とエネルギーを費やすよりも、切り替えて前進することに使った方が良いと私は考えます。前向きに一生懸命に働いて失ったものを取り返す方が、戦うよりもどれほど自分にとって実になるかわかりません。
そして人生はあらゆるタイミングで悩みや問題に直面しますが、それも自分が成長するチャンスと捉えています。そうやって何事もポジティブ思考で発想を変えていくと、早く人生が好転すると思います。悩んで立ち止まっている人は、とにかく熱意を持って取り組める自分の好きなことを見つけてください。そしてその目的を明確に分析して、行動の原動力にしてください。本当に好きなことであれば、常にそうなりたいと思い続けられるでしょう。人は思考を現実化できる生き物だと思いますので、自然と次の道が開けるはずです。
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